バイエルンの地形
バイエルンは、ドイツ連邦共和国の最南端にあり、面積では最大の連邦州である。バイエルンの景観は、地形的な特徴によって4つに分類できる。まずドイツ最高峰、ツークシュピッツェ(2962m)を頂くアルプス山岳地帯、湖水地帯のあるアルプス高原、バイエルン東部の中連山地、ここにはドイツ最初の国立公園、バイエリッシャーヴァルト国立公園がある。最後にシュヴェービッシェ・フランケン地方の河岸段丘である。最長の河川はドナウ河とマイン河。バイエルンは、ドイツで最も森林が豊かな土地といわれている。
バイエルンは、ヨーロッパで初めて精確に測量された地域である。それについては、バイエルン歴史センターの冊子「バイエルンはいかにして測量されたか」で詳しく読むことができる。
自然環境保護の基準は非常に高く、それは1984年より、バイエルン憲法で保障されている。ドイツ・アルペン協会は、アルプスの自然を保護しながら、一般への開放を行うことを目標に掲げている。
バイエルンには、学術的研究の目的で掘削した、ヨーロッパ大陸で最も深いボーリング坑がある。この坑はオーバープファルツ地方のヴィンディシェシェンバッハにあり、地下9101mに達する。