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バイエルンのグローバル企業

バイエルンの工業分野で、500人以上の従業員を有する企業は、全体の５％に過ぎない。その中には、第二次世界大戦後、本社をベルリンからミュンヘンへ移転したシーメンス社のような世界的な企業グループがある。エレクトロニクス、マイクロエレクトロニクスなどのハイテク分野や、情報・通信技術分野や、化学工業分野にも、世界的な企業が存在する。しかし中小企業にも、世界市場での競争に勝ち残っている企業がある。

　他方、バイエルンの立地に興味を示す国際的な企業が増えつつある。世界第三位の航空宇宙産業大手、エアバス親会社のEADSは、ミュンヘンに本社機能を移転した。

　またバイエルンの州都ミュンヘンは、世界の保険業の中心でもある。

　バイエルン州政府とバイエルン手工業会議所から派遣された駐在員は、世界13カ国に在住していて、経済・文化面での交流の発掘、維持、発展の助っ人となっている。

　さらにミュンヘンは、1977年に設立されたヨーロッパ特許庁の本拠でもある。